2016年12月31日:今年もお世話になりました。よい新年をお迎えください!
とうとう大晦日になってしまいました。たくさん宿題を残してしまいましたが、後、2時間も寝ない内に起きて飛行機に乗って帰省せねばなりませんので、アジクロシネマでちょっと乱暴な更新をしていきます。旅の途中、はたまた帰省先にて、随時アップしていきますので、あれれ?文章が変!と思わないでお待ちくださいませ。とりあえず『人魚姫』はちゃんとレビューできてますので。公式サイトなどのリンク先は正しくなってますので、そちらの情報も参照ください。来年こそは、新しいパソコンやらソフトを使いこなして、アジクロもリニューアルできたらと思っております。それまでは、少しづつ、少しづつ。今年の冬はけっこう寒そうなので、皆様、風邪に気をつけて、よい新年をお迎えくださいね!
2016年12月17日:2017年は台湾のお正月映画に注目!
相変わらず、予定通りの更新ができていないアジコです。パソコン環境が10年分くらい進化(?)したのはいいけれど、使い慣れていないこともあり、今まで普通にできていたことが簡単にできなくなったり…と、いちいち調べたり、環境設定もしなくてはならず、さらにフォント環境も変わっており…と悩ましいことだらけ。慣れればこれまでよりきっと、よくなるはずですが、今の所は前の環境の方がシンプルで使いやすかったと思うことが多々あります。ふーーーー。とりあえず、エイドリアン・クワン監督のインタビューは近日アップできそうです。年明けシネマが8本もあるので、そこまで行けるかどうか…そんな愚痴はこれくらいにして、明るい話題を。それは、来年1月末の春節。台湾のお正月映画。話題の新作2本が激突しそうです。それは、ウェイ・ダーション監督の音楽コメディ『52Hz, I Love You』とチェン・ユーシュン監督の武侠アクションコメディ『健忘村 The Village of No Return』。『52Hz, I Love You』はスミン主演。そのほか何組かのラブストーリーがミュージカル仕立てで繰り広げられそう。あの『セデック・バレ』のリン・チータイさんも中年カップル役でロマンスグレーな魅力を発揮しています。さらに『海角七号』の皆さんも総出演の楽しさで、懐かしい顔がたくさん見られそうです。予告編はこちら。一方、『健忘村 The Village of No Return』はジョセフ・チャンあらためチャン・シャオチュアンとスー・チー、トニー・ヤンが主演。何やら不思議な村で、チャウ・シンチーばりのコメディが展開しそうです。予告編はこちら。どちらもとっても気になります。春節に台湾へ行かれる方はぜひ! 早く日本でも観られるとよいですね!
2016年11月30日:青龍映画賞と台湾金馬奨が発表に!
フィルメックスも27日に無事終了しまして、最後の最後に観たクロージング作品『大樹は風を招く』がとっても面白かったので公開を期待しています。ジョニー・トーが新人3人に撮らせた意欲作ですが、かつては香港でぶいぶい言わせていた実在の大物ギャング3人に3つの悪徳を重ね、97年の返還当時の香港の状況や人々の変化をうまく描いていました。ラム・ガートンが「非情」ジョーダン・チャンが「強欲」リッチー・レンが「高慢」といった感じでしょうか。最後は3人ともそれぞれの業に絡め取られて自滅していくという展開になっております。そして、時代は風と共に流れていくのよ…という感じのエンディング曲に驚いた方もいたかも。いや、あれは、中華圏で人気のある「愛祢一萬年」では?と調べてみましたが、歌詞が違っていて原曲に近かったですね。「讓一切随風」はこの映画のために作られたようで、シルバー・コー(高少華)が歌っています。もっとも、アジコ的には小春ことジョーダン・チャンが登場時にカラオケで歌っていた「怎麼捨得祢」がツボでした(笑)。1コーラスちゃんと歌ってくれて、小春やっぱり歌が上手いよと思ってしまいました。97年、アジコも香港へ観に行きましたが、ジャッキー・チョンによる香港人初のミュージカル『雪狼湖』はやはり97年を象徴する風物詩なのですね。
と、前置きが長くなりましたが、そんな『大樹は風を招く』も受賞している台湾金馬奨と、同じくフィルメックスでスペシャルメンションと観客賞を受賞した『私たち』(この作品もご紹介したい!)も受賞している青龍映画賞が同じ頃に発表になっていましたので、まとめてご紹介しておきます。
●第37回青龍映画賞(2016.11.25)
・最優秀作品賞:『インサイダーズ 内部者たち』(ウ・ミンホ監督) *2016年3月公開
・監督賞:ナ・ホンジン(『哭声』) *2017年公開予定あり
・主演男優賞:イ・ビョンホン(『インサイダーズ 内部者たち』) *2016年3月公開
・主演女優賞:キム・ミニ(『アガシ』) *2017年公開予定あり
・助演男優賞:國村隼(『哭声』)*2017年公開予定あり
・助演女優賞:パク・ソダム(『プリースト 悪魔を葬る者』) *2016年11月公開
・新人男優賞:パク・ジョンミン(『東柱』)
・新人女優賞:キム・テリ(『アガシ』) *2017年公開予定あり
・新人監督賞:ユン・ガウン(『私たち』) *東京フィルメックスで上映
・脚本賞:シン・ヨンシク(『東柱』)
・撮影照明賞:イ・モゲ&イ・ソンファン(『アシュラ』) *2017年3月4日公開予定
・編集賞:キム・スンミン(『哭声』)*2017年公開予定あり
・技術賞:クァク・テヨン(『釜山行き』)
・音楽賞:チャン・ヨンギュ、ダルパラン(『哭声』)*2017年公開予定あり
・美術賞:リュ・ソンヒ(『アガシ』) *2017年公開予定あり
・短編映画賞:『夏の夜』(イ・ジウォン)
・韓国最多観客賞:『釜山行き』
・人気賞:チョン・ウソク、ペ・ドゥナ、國村隼、ソン・イェジン
●第53回台湾金馬奨(2016.11.26)
・最優秀作品賞:『八月』(チャン・ダーレイ監督) *東京国際映画祭で上映
・監督賞:フォン・シャオガン(『我不是潘金蓮』)
・主演男優賞:ファン・ウェイ(『ミスター・ノー・プロブレム』) *東京国際映画祭で上映
・主演女優賞:チョウ・ドンユイ、マー・スーチュン(『七月與安生』)
・助演男優賞:リン・ポーホン(『六弄珈琲館』)
・助演女優賞:エレイン・ジン(『一念無明』)
・新人監督賞:ウォン・チュン(『一念無明』)
・新人賞:コン・ウェイイー(『八月』) *東京国際映画祭で上映
・最優秀短編賞:『九月二十八日. 晴』(イン・リャン監督)
・最優秀ドキュメンタリー賞:『日曜日的散歩者』(ホワン・ヤーリー監督)
・最優秀長編アニメ賞:該当なし
・最優秀短編アニメ賞:缺乏名字的場所(レディク・シュー監督)
・撮影賞:リー・ピンビン(『長江圖』)
・編集賞:アレン・リョン、デビッド・リチャードソン(『大樹は風を招く』) *東京フィルメックスで上映
・オリジナル脚本賞:ロン・マンホン、トーマス・ンー、マック・ティンシュー(『大樹は風を招く』)
*東京フィルメックスで上映
・改編脚本賞:メイ・フォン、ホワン・シー(『ミスター・ノー・プロブレム』) *東京国際映画祭で上映
・美術デザイン賞:チャオ・スーハオ(『ゴッドスピード』) *東京国際映画祭で上映
・造型デザイン賞:スタンレー・チョン(『僕はチャイナタウンの名探偵』) *東京・中国映画週間で上映
・視覚効果賞:ダグラス・ハンス・スミス、ワン・レイ、サム・コールシド、リュウ・ソン
(『ロスト・レジェンド 失われた棺の謎』) *2017年1月7日公開予定
・アクションデザイン賞:ウー・ガン(『僕はチャイナタウンの名探偵』) *東京・中国映画週間で上映
・音響効果賞:ファン・タオ、ハオ・チーユー(『長江圖』)
・映画音楽賞:リン・チャン(『翡翠之城』)
・映画主題歌賞:Arena Cahaya(『Ola Bola』)詞・曲:ジー・アヴィ、Rendra Zawai 歌:ジー・アヴィ
・今年の台湾傑出映画人:ミディ・ジー
・観客賞:『我不是潘金蓮』
・ピアジェ賞:『マンダレーへの道』(ミディ・ジー監督) *東京フィルメックスで上映
・国際映画批評家連盟賞:『八月』 *東京国際映画祭で上映
・終身成就賞:チャン・ユンシャン
2016年11月25日:東京フィルメックス:鬼の執念、岩をも通す! ドッカ〜ン!!
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アミール・ナデリ監督の最新作『山<モンテ>』は必見!
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東京で観測史上初めて11月に初雪が降った昨日24日、いよいよ終盤が迫ってきた東京フィルメックスで、イランの名匠アミール・ナデリ監督の最新作『山<モンテ>』を監督の舞台挨拶と主演俳優のアンドレア・サルトレッティさんも交えたQ&A付で拝見することができました。会場にはナデリ監督の前作『CUT』で主演した西島秀俊さんのお姿もあり。さて、そのストーリーはというと、ずばり「山」との闘い! 大きな岩山に阻まれた不毛の地で暮らす家族が、人々が去っていく中踏みとどまり、街の人から蔑まれたことで積年の怒り爆発。すべての元凶、困難の元を直視し、逃げることなく不可能に挑んでいくというお話。19年も前から温めていたというこの企画、当初は日本での撮影も考えたそうですが、適当な山が見つからず、同じく火山国であるイタリアに一番いい音(!)のする山を見つけたので、イタリアでイタリアの俳優とともに作ることにしたのだそうです。その壮大な音(ドッカ〜ン!というよりはバアアアアアーン!とかバリバリッ!ていう感じ)と神々しい色に包まれた至福のラストは、ぜひ大スクリーンで堪能していただきたいと思います。本日13時10分から有楽町朝日ホールにて、もう一度上映があります。アジコ的には監督の初期の作品『駆ける少年』の炎も彷彿とさせるラストでした。これぞ映画の醍醐味。黒澤明監督に大きな影響を受けたというナデリ監督ならではの映像世界は必見です!
それにしても、主演のアンドレアさんはほんとうに大変だった様子。『CUT』に出演した西島さんと兄弟になった気分と感想を話していました。Q&Aのラストでは舞台で監督と熱いハグも見せてくれました。「常に不可能を可能にする映画を撮ってきた」というエネルギッシュでやんちゃなナデリ監督の次なるターゲットは、なんと「月」! しかも、日本で撮るかもしれないとのこと。次回作も楽しみ。その前に、この驚異的な作品『山<モンテ>』が日本でも配給公開されることを祈ります。
2016年11月20日:東京フィルメックス開幕!
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舞台挨拶とQ&Aに登場したキム・ギドク監督と通訳の根本理恵さん
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未だ過去のメールが読めないまま、最新の制作ソフトに混乱しつつも、もはや進むしかない!とフィルメックスに突入。こちらも例年の特集ができてませんが、画像とテキストの処理くらいはどうにかできるようになったので、おいおい進めていきます。新しい環境になってよかったのは、見え方の微調整ができるようになったことかも。
まーそれは置いておいて、フィルメックスです。ついに始まりました。林加奈子ディレクターの開会宣言に続いてオープニングを飾ったのは、常連キム・ギドク監督の最新作『THE NET 網に囚われた男』。主演はアクションもサスペンスもいける演技派リュ・スンボム、共演に常連のキム・ヨンミンと若手イケメンのイ・ウォングンも加わり、キャスティングの面でも赤マル注目の作品です。
物語は北と南の分断線がある海域で漁をして暮らす貧しい男が、エンジンに置き網がからまってしまったため南に流され、脱北する意思もないのに韓国側に捕らえられて執拗な尋問に遭い、妻子に会いたい一心でなんとか北朝鮮に戻ってくるのだが…というお話。南には南の、北には北の思惑やらしがらみやら、いろんな人間の感情や理念やずるさがあり、単純に生きてきた男の心に大きな衝撃を与えていきます。そんな中、唯一男を信じて助けてあげようとする純粋な南の監視官役を、若きイ・ウォングンが演じており、なかなか適役でした。キム・ギドク作品で育ってきたキム・ヨンミンはいつもながら、上手い! そして、なんといってもリュ・スンボムの存在感が凄かった。今は演技を休んでヨーロッパで暮らしているというリュ・スンボムが、自ら出たいと希望していたのが、イ・チャンドン監督とキム・ギドク監督の作品。それを知った監督がシナリオを仕上げて彼に送ったのだそうです。
近年は 『プンサンケ』『レッドファミリー』と、自分の書いた脚本を若手監督に任せてきたギドク監督ですが、今回は「お互いが信じられなくなっている北と南の現実をよりシリアスに描き、人類や人間にとっての安全とは何かを描きたかった」と自らメガホンをとったのでした。撮影は10日間だったそうですが、昔のようなどぎついシーンは最小限に抑えられ、演出面でもより洗練されています。そして、次なるテーマは「核の恐怖」。福島で世界の安全を考える作品を撮っている模様。そんなキム・ギドク監督の丁々発止の緊張感漂う中、理不尽な運命に絡め取られた男を通じて北と南の人間や状況をフラットな視点から描く衝撃作『THE NET 網に囚われた男』は、来年1月7日より新宿シネマカリテ、他にて順次ロードショー公開予定です。
2016年11月7日:なんとか復帰中!最新パソコンと格闘中です
アジコです。大事な特集やらインタビュー記事など溜まっているのですが(映画紹介も!)、とにかく快適な作業環境にしないことには進まないので、ボチボチやっています。(関係各方面の皆様には多大なご迷惑をおかけしており、大変申し訳ありありません。)が、今後はこれまでよりさくさくと仕事ができるかもしれませんので、しばらくご辛抱ください。まずは、環境を大至急整えて、優先度の高い記事からアップしていきます。映画もすっごくいい作品がたくさん公開されています。(『奇蹟がくれた数式』『PK』『戦場のメロディ』『小さな園の大きな奇跡』などなど)ご紹介は遅れていますが、ぜひ皆様、注目してくださいね。
2016年11月2日:映画祭オススメ作品がずらり
アジコです。映画祭期間中はなるべく、こまめに情報をアップしたいと思っていたのですが、連日帰宅が遅いのと疲れと、新しいパソコンの設定やら不要になったモニターやスキャナー、壊れたプリンタの回収手配やらでバタバタしておりました。古いパソコンは結局引退することになり、今後は新しい環境で作業しなくてはならないので、慣れるまではどうなることやら不安がいっぱいですが、とにかく前進あるのみです!
それはさておき、映画祭も残り2日になってしまったのですが、本日はオススメ作品がずらり上映されますので、お伝えしておきましょう。
・ミスターノープロブレム(10:20-/Screen9)
ロウ・イエ監督の脚本家メイ・フォンの監督デビュー作。モノクロ映像が美しくストーリー展開も巧み。これぞ映画の醍醐味!
・ダイアモンド・アイランド(10:30-/Screen7)
出稼ぎに出た少年が兄と再会し、運命が変わっていく。カンボジアが舞台のほろ苦い青春もの。映像がグー。
・I America(12:50-/Screen1)
駐屯米兵が娼婦に生ませた娘たちのアイデンティティーに鋭く迫るフィリピン映画。主演女優ゲストあり!
・ケチュンばあちゃん(16:10-/Screen1)
韓国ベテラン女優ユン・ヨジョンと若手実力派ハン・ゴウンの演技が素晴らしい感動作。
・ファイナル・ラウンド(17:10-/Screen7)
女子ボクシングでチャンピオンを目指す少女と鬼コーチのスポ根もの。「きっとうまくいく」のマーダヴァンがゲスト来日!
・アバウト・ア・ウーマン(17:30-/Screen3)
「ラブリー・マン」のスリアアトラジャ監督3部作完結篇。65歳の裕福な未亡人と若い少年との恋!?
・八月(20:00-/Screen1)
未見なのですが、内モンゴルが舞台の少年の夏休みストーリーです。
・ダイ・ビューティフル(21:00-/Screen9)
トランスジェンダーの主人公が急逝。初七日に彼女の願いを叶える友人たちと過去のエピソードが重なっていく。感動の必見作!
平日ですが、お時間の許す方はぜひ、六本木ヒルズへ!
2016年10月23日:緊急事態発生中!またしてもパソコン壊れる(>_<)
アジコです。soon!と予告しておきながら、せっせと準備して今頃はとっくにアップ完了しているはずの映画祭特集が、アップ寸前でパソコンが起動しなくなり、パニック中です。新らしいパソコンは買っていたのですが、まだセットアップができておらず、またすぐに使える状態でもなく、取材の準備もあるしとバタバタしながら修理に出す予定です。今年も事後報告になりそうですが、映画祭期間中はなるべくココで、ホットな情報をお伝えしたいと思います。映画紹介もまた、溜まってしまいますが、まずは昨日から公開となったインドの天才数学者ラマヌジャンを描いた「奇蹟がくれた数式」、なかなか見応えある作品ですので、ぜひご覧くださいね。ジェレミー・アイアンズを相手に、デヴ・パテルが力演しております。韓国映画特集の3本も追ってご紹介します。
2016年10月8日:東京フィルメックスもラインナップ発表!
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左よりプログラミング・ディレクターの市山尚三さん、審査員の松岡環さん、映画祭ディレクターの林加奈子さん
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先週の東京国際映画祭に続いて、11月末に開催される第17回東京フィルメックス(11/19-27)も上映作品ラインナップ発表の記者会見が開かれました。今年のコンペティションの審査委員長は、映画評論家や映画祭プログラマーとしてアジア映画を世界に紹介しているトニー・レインズ、審査員は『クロクダイル』(14年)の主演女優アンジェリ・バヤニ、『生きる』(14年)のパク・ジョンボム監督、フランス人プロデューサーのカトリーヌ・ドゥサール、そしてアジコがいつもお世話になっているアジア映画研究者の松岡環さんが選ばれています。チケットの発売は11/3から。今年はセブンチケットとTOHOシネマズ日劇での発売で、若い観客を育てたいということから25歳以下に適用されるU-25割も導入されています。また、映画祭を支える支援としてMotion Gallery でのクラウド・ファンディングもスタートしています。詳細は公式サイトでご確認ください。(後日、アジクロでも特集します。)
●コンペティション
・オリーブの山(15/イスラエル・デンマーク)
監督:ヤエレ・カヤム
・バーニング・バード(16/仏・スリランカ)
監督:サンジーワ・ブシュパクマーラ
・普通の家族(16/フィリピン)監督:エドゥアルド・ロイ・Jr
・マンダレーへの道(16/台湾・ミャンマー・仏・独)監督:ミディ・ジー
・神水の中のナイフ(16/中国)監督:ワン・シュエボー
・よみがえりの樹(16/中国)監督:チャン・ハンイ
・恋物語(15/韓国)監督:イ・ヒョンジュ
・私たち(15/韓国)監督:ユン・ガウン
・ぼくらの亡命(16/日本)監督:内田伸輝
・仁光の受難(16/日本)監督:鹿月野議啓
●特別招待作品
・THE NET 網に囚われた男(16/韓国)監督:キム・ギドク *オープニング作品
・大樹は風を招く(16/香港)監督:フランク・ホイ、ジェヴォンズ・アウ、ヴィッキー・ウォン *クロージング作品
・山<モンテ>(16/伊・仏・米)監督:アミール・ナデリ
・エグジール(16年/仏・カンボジア)監督:リティ・パン(リティ・パニュから改名)
・苦い銭(16年/香港・仏)監督:ワン・ビン
フィルメックス・クラシック
・ザーヤンデルードの夜(16年/イラン)監督:モフセン・マフバルバフ
・タイペイ・ストーリー(95年/台湾)監督:エドワード・ヤン
・残酷ドラゴン 血斗竜門の宿(67年/台湾)監督:キン・フー *デジタル修復版
・侠女(71年/台湾)監督:キン・フー *デジタル修復版
・ざ・鬼太鼓座(81年/日本)監督:加藤 泰 *デジタルリマスター
●特集上映 イスラエル映画の現在
・山のかなたに(16年/イスラエル・ベルギー・独)監督:エラン・コリリン
・ティクン〜世界の修復(15年/イスラエル)監督:アヴィシャイ・シヴァン
2016年9月28日:東京国際映画祭&2016東京中国映画週間、コリアン・シネマ・ウィーク2016のラインナップ
宿題が溜まっておりますが、まずは最新情報ということで、26日に記者会見(右は登壇したゲストたち)でラインナップが発表された東京国際映画祭(10/25-11/3)のアジア関連作品と、今年はこれよりちょっと早くスタートする2016東京中国映画週間(10/21-26)、コリアン・シネマ・ウィーク2016(10/26-29・31)のラインナップをお知らせしておきます。
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左よりコンペティション作品に選ばれた『アズミ・ハルコは行方不明』の松居大悟監督と主演の蒼井 優、『雪女』主演の青木崇高、特集される細田守監督。
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●東京国際映画祭:特別招待作品
・大唐玄奘(16/中国)監督:フォ・ジェンチイ
出演:ホアン・シャオミン、シュー・ジェン
・いきなり先生になったボクが彼女に恋をした(16/日本)
監督:朝原雄三 出演:イェソン(Super Junior)、佐々木 希
●東京国際映画祭:コンペティション作品
・ミスター・ノー・プロブレム(16/中国)
監督:メイ・フォン
・シェッド・スキン・パパ(16/香港)
監督:ロイ・シートウ
出演:フランシス・ン、ルイス・クー
・ダイ・ビューティフル(16/フィリピン)
監督:ジュン・ロブレス・ラナ
・誕生のゆくえ(16/イラン)
監督:モーセン・アブドルワハブ
・ビッグ・ビッグ・ワールド(15/トルコ)
監督:レハ・エルデム
・アズミ・ハルコは行方不明(16/日本)監督:松居大悟
出演:蒼井 優、高畑光希、太賀
・雪女(16/日本)監督:杉野希妃
出演:杉野希妃、青木崇高、山口まゆ
●東京国際映画祭:アジアの未来
・底辺から走り出せ(16/中国)監督:シェ・シャオドン
出演:チン・ヨン、フォン・ボー
・八月(16/中国)監督:チャン・ダーレイ
出演:コン・ウェイイー、チャン・チェン
・四十年(16/台湾)監督:ホウ・チーラン
出演:タオ・シアオチン、キンボ
・ケチュンばあちゃん(16/韓国)監督:チャン
出演:ユン・ヨジョン、キム・ゴウン
・バードショット(16/フィリピン・カタール)
監督:ミカイル・レッド
・I America(16/フィリピン)
監督:アイヴァン・アンドリュー・ハヤワル
・ブルカの中の口紅(16/インド)
監督:アランクリター・シュリーワースタウ
・サラワク(15/インドネシア)
監督:プリタギタ・アリアヌガラ
・エヴァ(16/イスラエル)監督:ハイム・タバックマン
・雨にゆれる女(16/日本)監督:半野喜弘
出演:青木崇高、大野いと、岡山天音
●東京国際映画祭:CROSSCUT ASIA #03 カラフル!インドネシア
・Cado Cado〜研修医のトホホ日記(16/インドネシア)監督:イファ・イスファンシャー
・Emma' マザー(16/インドネシア)監督:リリ・リザ
・三人姉妹(16/インドネシア)監督:ニア・ディナタ
・フィクション(08/インドネシア)監督:モーリー・スリヤ
・珈琲哲学−恋と人生の味わい方−(15/インドネシア)監督:アンガ・ドゥイマス・サソンコ
・ディアナを見つめて(13/インドネシア)監督:カミラ・アンディニ
舟の上、だれかの妻、だれかの夫(16/インドネシア)監督:エドウィン *同時上映
・ラブリー・マン(11/インドネシア)監督:テディ・スリアアトマジャ
・タクシードライバー日誌(13/インドネシア)監督:テディ・スリアアトマジャ
・アバウト・ア・ウーマン(14/インドネシア)監督:テディ・スリアアトマジャ
■アジア三面鏡2016:リフレクションズ(16/日本)
・SHINIUMA 監督:プリランテ・メンドーサ 出演:ルー・ヴェローソ
・鳩 Pigion 監督:行定勲 出演:津川雅彦、シャリファ・アマニ、永瀬正敏
・Beyond The Bridge 監督:ソト・クォーリーカー 出演:加藤雅也、チュムヴァン・ソダチヴィー
●東京国際映画祭:ワールド・フォーカス
・メコン大作戦(16/香・中)監督:ダンテ・ラム 出演:チャン・ハンユー、エディ・ポン
・ゴッドスピード(16/台湾)監督:チョン・モンホン 出演:マイケル・ホイ、ナードウ、レオン・ダイ
・あなた自身とあなたのもの(16/韓国)監督:ホン・サンス 出演:キム・ジュヒョク、イ・ユヨン
・見習い(16/シンガポール・独・仏・香・カタール)監督:ブー・ユンファン
・痛ましき謎への子守唄(16/フイリピン)監督:ラヴ・ディアス
・ダイアモンド・アイランド(16/カンボジア・仏・タイ・カタール)監督:デイヴィ・シュー
・ファイナル・ラウンド(16/インド)監督:スダー・コーングラー 出演:R・マーダヴァン、リティカー・シン
■アッバス・キアロスタミ監督追悼上映
・キアロスタミとの76分15秒(19/イラン)監督:セイフラー・サマディアン
・Take Me Home(16/イラン)監督:アッバス・キアロスタミ *短編遺作
■ディスカバー亜洲電影(デジタルリマスター上映)
・[牛古]嶺街少年殺人事件(91/台湾)監督:エドワード・ヤン 出演:チャン・チェン、リサ・ヤン
・戒厳令のあとで(54/インドネシア)監督:ウスマル・イスマイル
●東京国際映画祭:ユース部門 TIFFチルドレン
・犬どろぼう完全計画(14/韓国)監督:キム・ソンホ 出演:イ・レ、キム・ヘジャ、チェ・ミンス
●2016東京中国映画週間(*10/8よりチケット発売・公式サイト)
・ロクさん(15年)監督:グアン・フー 出演:フォン・シャオガン、チャン・ハンユー
・すれちがう青春(16年)監督:シャオ・ジェンクイ 出演:ウー・イーファン、ハン・グン
・親友の結婚式(16年)監督:チェン・フェイホン 出演:スー・チー、ウィリアム・フォン
・僕はチャイナタウンの名探偵(15年)監督:チェン・スーチェン 出演:ワン・バオチャン、リウ・ハオラン
・タイム・レイダーズ(16年)監督:ダニエル・リー 出演:ジン・ボーラン、ルー・ハン、マー・スーチュン
・ラブ 020(16年)監督:チャオ・ティアンユー 出演:アンジェラベイビー、ジン・ボーラン
・神なるオオカミ(15年)監督:ジャン・ジャック・アノー 出演:ウィリアム・フォン、ショーン・ドウ
・海を越えた愛(16年)監督:トン・シャンナン 出演:水原碧衣、ヤン・チュンシャン
・イエスタディ・ワンス・モア(16年)監督:ヤオ・ティンティン 出演:バイ・ジンティン、グォ・シュートン
・西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人(16年)監督:ソイ・チェン 出演:アーロン・クォック、コン・リー
・ソード・オブ・デスティニー(16年)監督:ユエン・ウーピン 出演:ミシェル・ヨー、ドニー・イェン
●コリアン・シネマ・ウィーク 2016(観覧無料・事前申込制)
・サムネ/参礼(15年)監督:イ・ヒョンジョン 出演:イ・ソノ、キム・ボラ
・どのように別れるか(16年)監督:チョ・ソンギュ 出演:パク・ギュリ、ソ・ジュニョン
・王の運命−歴史を変えた八日間−(14年)監督:イ・ジュニク 出演:ソン・ガンホ、ユ・アイン
・私を忘れないで(15年)監督:イ・ユンジョン 出演:チョン・ウソン、キム・ハヌル
・ノーザン・リミット・ライン 南北海戦(15年)監督:キム・ハクスン 出演:キム・ムヨル、イ・ヒョヌ、チン・グ
・キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち(16年)監督:パク・デミン 出演:ユ・スンホ、チョ・ジェヒョン *有料プレミア先行上映会(10/31)
2016年9月13日:ジャズに続いて、アミ族の歌手アロ・カリティン・パチラルさんを取材
先週末のサッチャル・ジャズ・アンサンブルに続いて、昨日は10日より来日中の台湾アミ族歌手アロ・カリティン・パチラルさんをインタビューしてまいりまいた。『太陽の子』のパナイ役で主演デビューを飾った新人女優でもあります。そのアロさんを囲んで、夜には台湾文化センターにてトークイベント「太陽と月〜映画『太陽の子』を"パナイ"が語り、歌う夕べ」も開催されました。美しいアミ族の民族衣装を着て登場したアロさん、ミニライブではギターを抱えて、アミ語による歌を5曲披露してくれました。終演後にはサイン会も。さて、そのアロさん、本日は神奈川県座間市での熊本支援チャリティー映画会でハーモニーホール座間に登場します。歌も披露してくれるかもしれませんので、行かれる方は、とりあえずこのフレーズを覚えておくといいかも。「ヘイヤーオー、ホーワンハイヤー」
2016年9月6日:秋になってしまいましたが…おめでたいニュースから!
つぶやけないまま、夏をすっ飛ばしてしまいました。台風やらオリンピックやら、豪雨やら、いろいろありましたが、皆さんのところは大丈夫でしたでしょうか? さて、映画祭の秋が迫っておりますが、その前に、この土・日はサッチャル・ジャズ・アンサンブルの初来日取材をしてまいりました。土曜は舞台挨拶に続き、東京ジャズの初舞台を取材したのですが、その盛り上がりたるや、えらいことになっておりました(@@)!クラウドファンディングで目標150万をはるかに越す、211万円を稼いだのもすごいですが、その期待をも上回る群衆をステージに釘付けにしておりました。まさにこれは、フジロック・フェスティバル級! Youtubeにいくつかその模様があがっていますので、ぜひご覧ください。アジクロでは近日、プライベートコンサートもまとめてご紹介いたします。
話は変わって、おめでたいニュースです。先週3日、ヴィックに続いて、ケンちゃんことケン・チュウも大陸女優のハン・ウェンウェンとゴールイン。お祝いでジェリーやヴァネスも駆けつけていました。そして、香港からもおめでたいニュースが! 恋多き女優スー・チーと噂の恋人スティーブン・フォンが結婚を公表。知り合って20年、交際4年の二人ですが、やっと落ち着いた模様。思えば『美少年の恋』の頃からなんですね〜(ちなみにスー・チーの方が年上に見えちゃうけど、ステの方が2つ年上)。恭喜、恭喜! 2組とも、おめでとうございます! お幸せに!
2016年6月30日:すっかりご無沙汰すみません!
あれも書こう、これも書こうと思っていながら…結局、何も書けないまま6月が終わろうとしています(@@)。アジコ何してるんだ?!って感じですが、原稿を溜めたまま取材なんぞもしているので、先送りばかりになっています。(すみません!)今後の予定は、注目の中国新世代スター、ジン・ボーランが主演するドラマ「皇后的男人〜紀元を越えた恋〜」と『モンスター・ハント』、先日、台湾文化センターで初上映された台湾映画『太陽の子』とチェン・ヨウチェ監督インタビュー特集、ジェリー・イエンの新ドラマ「最高の元カレ」などの紹介を予定しています。その前に、先週末より公開中の「反逆の韓国ノワール」4作品紹介を急いでいるところです。アジクロミュージックがまるで更新できていないのですが、合間をぬって何とかせねば…と思いつつ、今夜は友人のツテでクラシックコンサートに。光州市立交響楽団の創立40周年記念日本公演に行ってまいります。(感想は後ほど)
プライベートでは6月の頭、4月の大地震発生で大変な惨禍にみまわれた郷里の熊本へ帰ってまいりました。実家は部屋の壁のあちこちにひび割れが生じ、内装の壁材がはがれたり、外壁の一部が落ちたりと、あちこちがガムテープだらけになっていましたが、幸い土台はしっかりしているので倒壊は免れました。修理までには時間がかかるようですが、余震に気を配りつつも普通の生活に戻っています。今回は人の被害が少なかったのが何よりでした。熊本城も傷だらけではありますが、壊れず建っている天守閣が頼もしいです。現地で驚いたのは、震度1の余震。東京では震度2とか3の地震がしょっちゅうあるので、横揺れは慣れているのですが、直下型の震源地にいると震度1でも「ド〜ン!」という不気味な音(地鳴り?)がして、ズンと縦に揺れるんです。これ、初めての体験で恐かったです。今はかなり減ったとはいえ、こんな余震が何千回と続いている現地の方々のストレスは相当なものでしょう。一日も早く、皆様が安心して眠れ、生活できる日常が戻りますように。ということで、ひとまずは近況報告でした。
2016年3月18日:『冬冬の夏休み』『恋恋風塵』がデジタルリマスター版で全国公開!(その2)
第10回アジア映画大賞で作品賞・監督賞・主演女優賞その他、多数の賞を独占した『黒衣の刺客』のホウ・シャオシェン監督による不朽の名作『冬冬の夏休み』(1984年)、『恋恋風塵』(1987年)がデジタル・リマスター版として、5月21日(土)より渋谷ユーロスペースにて2週間限定で公開、その後全国順次公開されることが決定しました。
『冬冬の夏休み』は、祖父の住む田舎でひと夏を過ごす幼い兄妹トントンとティンティンを通じて、自然の美しさや子供たちの友情を描く牧歌的な作品。フランスのナント三大陸映画祭で、前年の『風櫃の少年』に続き最優秀作品賞を2年連続受賞し、アジア太平洋映画祭では最優秀監督賞に輝いた本作は、田園風景の中で繰り広げられる懐かしさと優しさに溢れた日々と、子供たちの無邪気な愛くるしさが前面に描き出された、みずみずしい詩情に満ちた傑作です。
『恋恋風塵』は、鉱山の村で幼い頃から兄妹のように育った少年ワンと少女ホンの淡い恋と別れを描いた青春ドラマ。かつての日本にも似た、古き良き原風景の台湾を背景に、抑制のきいた映像で語りかける哀切のラブストーリーは国境を越え、多くのファンを生み出しています。
いずれもホウ・シャオシェン監督の自伝的体験をもとに描き出される小さな日常の中には、その人間が生きた時代や社会、ひいては民族的情感までもが映し出され、「日本」と「台湾」という歴史的な距離感が与える郷愁があいまって、観る者の心を捉えて離しません。この貴重な機会に、美しい映像で甦る名作2本をぜひスクリーンでご覧ください。
2016年3月2日:2016年は台湾映画の企画が続々!(その1)
うっかり2月が慌ただしく過ぎてしまいました。まだまだ風が冷たい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょう? 3月になり徐々に暖かくなってくると思いますが、花粉の季節でもあります。アレルギーのある方は早めの対策で、体調にお気をつけくださいね。
さて、先月末に台湾がらみの映画、ドラマに関する新企画のお知らせがたくさん届いています。順にご紹介していきますが、まずは第一弾「台湾映画の新しい潮流を感じよう!上映会&トークショー」。こちらは台湾文化センターとアジアンパラダイスの共催による台湾映画ファンにはうれしい無料企画。3月から12月までに開催予定の8回のイベントを通して、新しい台湾映画の潮流と現在を作品から感じ取っていただき、その背景や台湾映画界の最新情報を織り交ぜながらのトークで台湾映画の魅力を伝えていくというものです。
記念すべき第一回は『海角七号〜君想う国境の南』(08)が登場! 当時、低迷していた台湾映画界にとってはカンフル剤的存在となった、ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督のデビュー作です。台湾南部のリゾート地でライブ開催に関わる人々の人間模様と、日本人教師と台湾女性の60年にわたる愛の軌跡が交差して綴られる上質のエンタテインメント。トークショーでは、台湾映画の大きな節目となった本作が果たした役割と、監督が準備中の新作情報などもお伝えします。
●日時:3月21日(月・祝)13:30開場/14:00開演
●会場:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京都港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階)
●交通:東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」9番出口徒歩約1分
東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」C2出口徒歩約3分
都営地下鉄三田線「内幸町駅」A4出口徒歩約7分
JR「新橋駅」日比谷口徒歩約12分
●スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
●入場:無料。予約制。予約は電話またはメールで。定員(100名)になり次第締切。(*締切りました)
電話/03-6206-6180(月〜金:10時〜18時)
メール/[email protected]
●主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/アジアンパラダイス
●協力:マクザム
●今後の予定:(*予定受付開始は実施日の1ヶ月前から)
4月23日(土):『藍色夏恋』 ※権利切れのため貴重な上映(新字幕)
トーク:近年の台湾の青春映画の原点、ここから始まった青春映画の系譜について。
5月15日(日):『あの頃、君を追いかけた』
トーク:台湾の大ヒット映画の系譜。旧正月のコメディ以外にヒットする要因について。
6月17日(金):『シルク』 ※権利切れのため貴重な上映
トーク:台湾のサスペンス映画の原点はここに。 最近増加傾向にあるサスペンス映画について。台北電影節上映予定作品紹介と、これまでの受賞作に関する話題
8月6日(土):『KANO』
トーク:撮影裏話。
9月10日(土):『九月に降る風』 ※権利切れのため貴重な上映
トーク:台湾映画の新人起用と俳優育成事情。
10月15日(土):『セデック・バレの真実』
トーク:台湾のドキュメンタリー映画に秀作が多いのはなぜか? 台湾の社会と文化、それを描く監督たちの意欲について。
12月3日(土):お楽しみ!(決まり次第お知らせいたします)
トーク:金馬奨取材レポート
*予定は変更になる可能性があります
2016年1月16日:新年あけまして、おめでとうございます!
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上:おみくじ入り木の葉ザル
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右:『ビューティー・インサイ
ド』のイベントで来日した
ハン・ヒョジュ
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今年もご挨拶が遅れましたが、新年あけましておめでとうございます。とうとう年賀状も送ることができないまま、2016年になりました。宿題もまだまだ溜まりっ放しで、まだ消化できておりませんが、優先度の高いものから少しずつやっております。こんな調子の更新を、今年こそは改善したいと思っております。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
2016年元旦といえば、アジアファンにとってはディーン・フジオカのNHKスタジオパーク出演で幕明けしましたね。朝ドラ「あさが来た」五代さん役の人気はさすが全国区。さらに、TBSドラマ「ダメな私に恋してください」(毎週火曜22:00-/17日16:00-と18日25:46-に第1話の再放送予定あり)もスタートし、深キョンを相手になんと主演!と、やっと日本での活動が本格化しそうな勢いです。こちらは少女コミックが原作のラブコメなので、台湾での放送もありかも(?)
2007年のインタビューで「日本で仕事をするのはどうですか?」と質問してみたら「タイミングや縁があれば、僕はどこの国でもかまいません。スケジュールが合えば、映画もぜひやりたいですね」と答えていたディーンですが、今年の夢は「定住」とテレビで言ってましたから、子どもも生まれたことだし、家族揃って日本で暮らす計画もあるのかも。今では懐かしいインタビューですが、おかげさまで、過去のディーンがらみの記事(これとかこれとか)へのアクセス数も急上昇中です。今後のディーンの活躍も見守っていきたいと思います。
さて更新の方ですが、本日中にピーター・チャン監督のインタビューをアップ予定。14日には来週末公開予定の話題作『ビューティー・インサイド』の試写会イベントで来日した主演女優ハン・ヒョジュも取材してまいりました。こちらも来週にアップ予定です。ヒョジュちゃんはドラマ「春のワルツ」イベント(だったと思う)で来日した時以来の取材でしたが、その後、次々と話題のドラマや映画にも出演し、すっかり大人の女優さんに変身。とってもスレンダーになっていたのが印象的でした。日本語もかなり上手でしたよ。お楽しみに。
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